能登半島地震で被災した石川県内各地で4日、春の祭りが開催された。七尾市の青柏祭では、巨大な山車「でか山」を運行する曳山行事を2年ぶりに実施。珠洲市大谷地区では、約200匹のこいのぼりが空を泳いだ。祭りの再開を待ち望んだ関係者は「復興の足掛かりにしたい」と決意を新たにした。
歌舞伎十八番「勧進帳」の舞台となった安宅の関がある石川県小松市の劇場で4日、「日本こども歌舞伎まつり」が開かれた。同市や東京都、愛知県から参加した小中学生約30人が元気で力強い演技を披露。集まった約750人の観客を魅了した。5日まで。
小原歌舞伎保存会(愛知県豊田市)は、別々の公家に仕えた三つ子の物語「菅原伝授手習鑑」を上演。出演者がポーズを決めると、客席からおひねりが投げ込まれる場面もあった。
小松市の2グループは、勧進帳や舞踊を披露。勧進帳で武蔵坊弁慶役を務めた中学1年の水谷羽珠さん(13)=同市=は「ずっと憧れていた役を演じきることができた」と涙を流しながら喜びを語った。
東京都の「飛鳥しぶさわ座」は、牛若丸(後の源義経)と弁慶との出会いなどを歌舞伎舞踊で表現した。