日本とブラジルの外交関係樹立130周年に際し、6月4~17日の日程でブラジル8都市を訪問された秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さま。両国の歴史や、皇室との関わりをたどる節目のご訪問の詳細を、同行記者がつづります。
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愛媛「正論」懇話会の第73回講演会が11日、松山市のANAクラウンプラザホテル松山で開かれ、作家の竹田恒泰氏が「天皇と日本~国体とは何か~」と題して講演した。
竹田氏は講演で「皇室の歴史の中で歴代天皇の男系の血筋を受け継がない者が即位した事例は一例もない。天皇は血統の原理で成り立っている」と説明。読売新聞が5月に女性天皇や女系天皇も排除すべきではないと主張したことに触れ「仮に血統の原理から外れた天皇が即位した場合、国民がその存在を認める人と認めない人に分断される」と主張した。
そのうえで、皇位継承に向けた与野党協議で、女性宮家創設の検討を盛り込んだ付帯決議が可決され、その後退けられた経緯を踏まえ「読売の提言はまるで長年の議論のちゃぶ台返しだ」と批判した。